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士幌線跡 アーチ橋梁群 [旅行・出張]

P1080226.JPG

帯広ドライブの続き、、

前回記事の広尾線同様に帯広駅を基点とし、大雪山系の麓である
十勝三股を結んでいた士幌線の廃線跡めぐり。

旧国鉄士幌線(1987年廃止)の廃線跡は、写真の様なアーチ橋が
山間部に多数残されているので、見当を付けやすい。


P1080169.JPG

とはいえ、リニューアルした帯広駅周辺は根室本線の軌道も
今や高架橋になっており、士幌線当時の面影などは全くない、、

士幌線は写真の根室本線に暫く並走し、その後、写真の右方面へ
逸れて十勝川を渡り、十勝平野を縦走していた。


P1080209.JPG

帯広から国道241号線・足寄国道を上士幌方面へ向かうが、
広尾線同様、平野部の軌道は殆ど畑に変わっていて、しかも
雪も残っているので、どこが廃線跡なのか見当がつかない、、

唯一、この辺が軌道だったのではないかと思える地点が上の
写真だが、根拠は不自然に延びていた送電線が鉄道軌道に
よくありそうな感じだったってことだけ、、

旧駅舎などは、鉄道公園化されている様だが、殆ど下調べも
しないままの思い付きドライブだったので、旧駅がどこかも
わからず通過してしまった、、


P1080239.JPG

上士幌から国道273号線・糠平国道へ逸れると、程なく山間部に入る。

アーチ橋の案内看板を見つけてクルマを停めると、そこが士幌線
の廃線跡である第3音更川橋梁だった。


第3音更川橋梁
P1080221.JPG

1936年(昭和11年)に完成した、このアーチ橋は、士幌線の
中でも最も古いアーチ橋らしく、川を跨ぐ部分は32メートルの
大アーチとなっており、国指定登録有形文化財にもなっている。

士幌線に鉄橋よりもアーチ橋が多いのは、国立公園内の為に景観を
考えての事と、材料の石が現地調達出来る点からの採用だったらしい、、


糠平第2陸橋/落石覆い/下の沢陸橋
P1080248.JPG

続いて廃線跡は、国道から見て左手の谷の上部に姿を現した。

左から鉄橋の糠平第2陸橋、落石覆い、そしてアーチ橋の下の沢陸橋で、
廃線跡はこの後トンネルに入り国道より離れてゆく。

この写真をよく見ると、樹木に隠れて判りづらいが右下にもアーチ橋
が見える。


旧線 第2音更川陸橋
P1080246.JPG

前の写真の右下部をズーム。

実は士幌線は、この先の糠平ダム建設に伴い軌道がダム湖に沈んだ為に、
1955年(昭和30年)に軌道を変更しており、前述の第3音更川橋梁を
渡った直後あたりから旧線と新線に分岐している。 ちとややこしい、、

谷の上部に見えた下の沢橋梁が新線で、この写真の第2音更川陸橋は
旧線の廃線跡となる、、

P1080263.JPG

国道のトンネルを抜けた辺りから、下の沢陸橋方面を望む。

実は旧線跡の第2音更川陸橋があったので、新線跡の下の沢陸橋は
後日写真を整理するまで、林道か何か道路だと思っていた、、

しかし、この谷の軌道跡にSLでも走って来たらカッコいいだろうな、、


旧線 第4音更川橋梁
P1080260.JPG

新線はトンネル中なので、こちらは旧線の第4音更川橋梁。

ここは、アーチ橋+鉄橋という構造で、両サイドのアーチ橋は
残されているが、川を跨ぐ鉄橋部分は撤去されていた、、


P1080268.JPG

第4音更川橋梁をズームしてみると、線路の盛土(路盤)より
若い樹木が生えているのがわかる、、

士幌線廃止から23年経つが、それ以前に廃止されていた旧線の
このアーチ橋は、使われなくなってから50年以上経過しており、
木が生い茂るのも納得がゆく、、


不二川鉄橋跡
P1080283.JPG

その後、国道より大きな糠平ダムが見えて来ると、旧線跡は湖底に
沈んだ旧糠平駅を目指し、トンネルの連続でこの区間をパスした
新線跡が糠平湖畔に現われる。

不二川という少し大きめの川から糠平湖畔方面を望むと、至って
普通のコンクリート橋が見え、廃線跡かと思ったが、これは
旧国道の橋梁で、廃線跡は更に湖畔側を長い鉄橋で渡っていた、、


P1080285.JPG

ズームしてみると、旧道の向こうに不二川鉄橋の橋桁と、
それに続く第6糠平トンネルの跡が見えた、、

このトンネルを抜けると、間もなく新線の糠平駅となる。


三の沢橋梁
P1080304.JPG

糠平の温泉宿やらスキー場やらの、ちょっとした集落を抜けると、
士幌線はこの後、十勝三股方面へ向かい湖畔の左手を走って行くが、
実は糠平から十勝三股までは1978年(昭和53年)に先行して
廃止になっていたらしい、、

つまり、糠平より先の区間に存在する、写真の三の沢橋梁も
32年前から使用されていない橋梁ということだ、、


P1080307.JPG

しかし、現在では橋に柵を設けて遊歩道化されていた。

ぜひ渡ってみようとクルマを停め、深い雪を掻き分けて
アーチ橋に向かったが、積雪が多く柵が意味を持たない為、
危険に付き通行禁止、、


P1080313.JPG

この日は、平野部こそ青空も広がり穏やかな天気だったのだが、
山間部に入るにつけて雪が振り出し、この辺りではかなり強く
雪が降っていた、、

廃線跡を利用したトロッコ列車があったが、天候不良の為に
運行中止、、乗ってみたかった、、、


その後も士幌線廃線跡は続いて行くが、長くなったので
今回はおしまい、、連休中には続きをアップしたい、、

写真とテキストでは廃線跡やアーチ橋などの位置関係が
解りづらいと思うので、Google Mapにマーカーを付けて
アップしました。

興味のある方は下の航空写真に写っている廃線跡を
スクロールして追っかけてみてください、、



より大きな地図で 士幌線廃線跡 位置関係 を表示


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コメント 6

駅員3

『廃』なるもののもつ不思議な魅力[ひらめき]
自然界の中には、齢を重ねる毎に増して行くオーラが数百年を経て神の領域まで到達するものさえいます。北海道にはこんなオーラを発するものが、たくさんあるんですね[ぴかぴか(新しい)]ますます北海道に魅入られてしまいました[ハートたち(複数ハート)]
by 駅員3 (2010-04-29 09:31) 

kiyotime

>>駅員3さん
この士幌線の現役時に乗った事も無い、単なる
ノスタルジック・ブームにのった「便乗鉄」ですが、
廃れてゆくモノが繁栄していた頃を想像しながら
眺めていると、なんとも言えない淋しさを覚えました、、
by kiyotime (2010-04-29 20:49) 

ダー

寒そぉ~~アセアセ( ̄_ ̄ i)タラー

by ダー (2010-05-02 14:55) 

kiyotime

>>ダーさん
寒そぉーって、汗かいてますやん、、
by kiyotime (2010-05-09 13:59) 

jun

私は第3音更川橋梁が好みです~。
やっぱり北海道は車がないと楽しさ半分以下!って感じですね・・・
北海道なら運転できるかなーーー!?
by jun (2010-05-10 23:25) 

kiyotime

>>junさん
そんなことは無いですよ、、クルマだとお酒飲めないし。
もしドライブを楽しみたいならば、旭川空港から美瑛めぐり
とか、富良野のラベンダーとか、旭山動物園とかがおすすめです。
空港から近いし、走りやすい道が多いです。
美瑛の丘めぐりはクルマが無いと厳しいですし、、

by kiyotime (2010-05-16 22:23) 

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